結婚式・会食の司会台本は誰が作る?作り方と注意点について
結婚式や結婚の会食は新郎新婦、そのご家族にとって人生の大切な節目。滞りなく会を進めるために、通常、司会を用意しますよね。
司会はプロに依頼するよりも、2人をよく知った友人に依頼したい、という方も多いのではないでしょうか。
結婚式の司会は行程も多く、流れやタイミングがとても重要なもの。友人に依頼する場合には、どのようにすれば負担をかけず、スムーズに進行できるのでしょうか。
今回は、結婚式の司会の台本を作る際の注意点を紹介します。
結婚式の司会台本は依頼する側が作成
まずは、結婚式の司会台本を作る時の基本的な注意点を挙げていきます。
業者に頼む場合は、プロなので業者側が作成し、それを新郎新婦がチェックする場合が多いと思います。しかし、友人に頼む場合は状況が変わり、「依頼する側(新郎新婦側)」が作成することになります。
結婚式場にも司会の台本は用意されていないことが多いので、基本的には自分たちで一から作成しなければいけないと思っていた方がいいでしょう。
ゲストの着席を促すところから、退席するまでの流れを確認し、実際の会場を下見した上で台本を作成していきましょう。
台本が完成した際には、式場スタッフにも問題がないか確認してもらうことを忘れないで!司会者と式場スタッフの打ち合わせは当日でも大丈夫です。
食事会・会食の場合
親族のみ・もしくは親しい友達のみでの食事会や会食の場合、会場にいるゲストの人数が少ない場合、司会は用意したほうがいいのか悩まれる方もいらっしゃるでしょう。
余興などの出し物がなく、食事をいただくのがメインの会食で終わる場合は、司会をつけないこともありますが、スピーチなどの演出がある場合には司会役が居ることでスムーズに進行することができるのでおすすめです。
自己紹介や乾杯の挨拶などは新郎新婦自身で行うのが一般的。その他の場面を司会に任せると、フォーマル感も演出できますよ。
結婚式の会食の司会台本の注意点
では、実際に台本を作成していくときの注意点を7つ紹介します。
ここまでしないといけないの?と思われる方もいらっしゃるかと思います。結婚式本番では緊張してしまうので、細かすぎるくらい台本に書いておくことをおすすめします。結婚式をスムーズに、気持ちよくすすめるために次の7つの項目は確認しておいてくださいね。
1,進行表に従って作成
結婚式の司会台本は基本の進行表に従って作成することが基本です。
大まかな流れは、
- 来賓の誘導
- 新郎新婦入場
- 開宴の挨拶
- 司会者の自己紹介
- 新郎新婦の紹介
- 主賓の祝辞
- ケーキ入刀
- 乾杯の挨拶
- 披露宴の開始
- お色直しの入退場
- スピーチ・余興
- 祝電の披露
- 両親への花束贈呈
- 両家の代表謝辞
- 締めの挨拶
上記のようになるでしょう。
また、結婚式ではなく、両家の会食をするという場合はもう少し行程が短くなります。
- 迎賓
- 結婚の報告の挨拶
- 乾杯の挨拶
- 親族の紹介
- 締め・感謝の挨拶
上記の用な流れです。
工程が短い場合にも、ケーキ入刀や新婦から両親への手紙などの演出が入る場合があります。歓談・会食の際、新郎新婦との記念撮影をするゲストでかなり時間をとる場合があるので注意しましょう。
基本的な流れに沿って、台本を作成しましょう。
2,忌み言葉を使わない
お祝いの場では、「忌み言葉」といわれる縁起の悪い言葉は禁句とされています。また、「重ね重ね」「しばしば」など、同じ言葉を重ねた言葉も好ましくありません。
「ケーキを切る」「最後に」「以上で終わりです」「分かれて退場ください」など、口をついて出てしまう忌み言葉には特に注意が必要。
ケーキ入刀、締めの挨拶や、お開きの場面では特に忌み言葉が出やすい場面。台本をしっかり作成して、台本にないことは言わないように徹底するといいでしょう。
3,行動はできるだけ詳しく書く
司会は進行以外にも式場スタッフとのやりとりが必要になります。
どのような合図を送るのか、また、どのような合図が来たら進めるのか。打ち合わせでは、スムーズに行えても、本番は入場の準備等、予想以上に時間がかかったりするものです。
合図を待つことを忘れてしまうこともあるので、式場スタッフとのやりとりのことも台本に書いておくといいでしょう。
4,名前の間違いは絶対にNG
結婚式では祝辞や挨拶など、名前を読み上げることが多いもの。名前の読み間違いは絶対に避けたいですよね。
「池上(いけがみ、いけのうえ)」など、読み方が複数ある名前には特に注意して、ふりがなをふっておきましょう。
下の名前は特に間違えやすいので、事前に確認をしっかり行って、ミスを防ぐことが重要です。
5,BGMとの順番の確認
セリフとBGMの順番はとても重要。
特に盛り上がる新郎新婦の入場の場面はBGMとセリフのタイミングはしっかり合わせておきましょう。
- 「新郎新婦のご入場です。」と言った後に、BGMを流すのか。
- BGMを流した後に、「新郎新婦のご入場です。」と言うのか。
司会、会場スタッフとの打ち合わせでも確認しておきたいポイントです。
6,司会者の行動も書く
緊張感のある場で、慣れない司会をするとどうしても緊張してしまうもの。台本を読むだけで精一杯になってしまうことも少なくありません。
ですが、司会は場を盛り上げたり、出席者への配慮も忘れてはいけないものでし。司会者に気を配ってもらいたいポイントは、司会者にお願いしたい行動を書いておくといいでしょう。
特に拍手をするタイミングは、場を盛り上げるために重要。拍手をする間や、お辞儀をする間をスムーズにとるためにも、予め拍手のタイミングは決めておくといいでしょう。
また、スピーチなど挨拶をしてくれるゲストには、挨拶をお願いする際、終わった際に司会も一礼することがマナー。忘れないように台本に記載しておくといいですね。
7,司会者がゆとりを持てる台本作りを
台本をしっかり作っていても、本番では台本のとおりに進まないことも多いでしょう。その際に、司会者が焦ってしまわないように、時間がかかってしまいそうな場面ではフォローをいれてあげるといいでしょう。
特に写真を撮ることが想定される場面では、「写真を取っている人がいる場合には少し待つ」「みなさん、お写真は十分に撮影されましたでしょうか?」と声がけを入れる、など、司会者がゆとりをもって進められるような文言をいれてあげるといいですね。
まとめ:司会台本の作成でスムーズな結婚式を
上記7つの項目を押さえた司会台本があると、結婚式もスムーズにすすむこと間違いなしです。司会をしてくれた友人にとっても、いい経験になったと思ってもらえるように、新郎新婦側もできるだけ協力できるといいですね。
しっかりと司会台本を作成、打ち合わせをした後、当日は司会者にお任せして、結婚式を楽しんでくださいね。
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