親族や友人が、神社で結婚式をすることになったけど、どんな服装を着ていけばいいのか分からない!という方が、結構多いのではないでしょうか。

今回は、神社での結婚式の服装を「男性」に特化してご説明させていただきます。

女性の服装に比べると、男性の結婚式への服装は、難しいことは考えなくてもいいと思いがちですが、意外と細かいマナーがたくさんあるんです。

神社の結婚式の服装は、新郎新婦との間柄によって、少しマナーが異なっていますので「親族(父親、兄弟、親戚)」「友人」に分けて、説明いたします。

大事な親族もしくは友人への神前式の服装に悩んでいる方は、今回の記事を参考にして、服装の準備を始めてみましょう!

神社での結婚式の親族の服装は何がふさわしいのか?

神社での結婚式では、新郎新婦と親族(両親、兄弟、姉妹、親戚)のみという少人数の参列者で、執り行われるケースが多いです。

「親戚だけだし少人数の結婚式だから、服装は簡単なフォーマルな格好でもいいのでは?」と思ってしまいがちですが、新郎新婦との間柄にとっては、しっかりとした和装やスーツを着用する必要があります。

父親、兄弟、親戚に分けて神社の結婚式の服装について、ご説明いたします。

父親の服装について

神社での結婚式は、新郎新婦同様に重要なポジションにいるのが「両親」です。

チャペルや教会での挙式とは違い、神前式では、様々な儀式が執り行えます。新郎新婦と同じように両親も神前式の儀式には参加します。例えば「参進の儀」という儀式では、新郎新婦、両親、親族という順番に並んで、神殿に向かって歩きます。新郎新婦のあとに、両親が歩くので、父親は、新郎新婦の和装にあわせて「和装」を着用すると、とてもキレイで厳かな雰囲気が広がります。

父親が神前式で着る和装は「紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)」が一般的だと言われています。「紋付羽織袴」には、江戸時代から着用されている礼装でもあり、神前式では、新郎も着用します。

子供が小さいときは、お揃いの洋服を着ていたという思い出があるという方もたくさんいらっしゃるかと思います。大人になると、なかなか、子供とお揃いの服を着ることはできませんが、結婚式で親子そろって、同じ紋付羽織袴を着てみてはいかがでしょうか?

また、大事なのは、両家の父親同士、同じ服装をすることです。新郎の父親が紋付羽織袴を着ているのに、新婦側の父親はモーニングコートを着ていると、せっかくの神社での結婚式の雰囲気が台無しになってしまいます。

両家顔合わせの時などに、「結婚式では、どういう服装を予定していますか?」と相手方の父親に確認しておくと、コミュニケーションもとれますし、お子様にとっても「結婚式のことを真剣に考えてくれている!」と喜んでくれることもありますよ!

兄弟の服装について

新郎新婦の兄弟が、神社での結婚式に参列するときの服装は、未婚なのか既婚なのかによって異なっています。

未婚の兄弟の服装は、ブラックスーツといわれている冠婚葬祭用のスーツ、既婚の兄弟の服装は、タキシードやディレクターズスーツがふさわしいと言われています。

「新郎も父親も和装を着るから自分も和装を着たい」という兄弟の方もいるかとも思いますが、兄弟の方が和装を着てしまうと、父親と同じぐらい目立ってしまう可能性があります。結婚式は、結婚をする「新郎新婦」と子供の結婚を見送る「両親」が主役でもあるので、兄弟の方は、服装で目立たないようにすることが大事です。

親戚の服装について

叔父叔母、従兄弟といった親族の神前式の服装には「目立ちすぎないこと、新郎や父親と被らないこと」が重要になってきます。

小さい頃から知っている新郎新婦の神社の結婚式に、思い切って和装を着たい気持ちも分かりますが、和装を着てしまうと、目立ってしまいますので避けたほうがいいでしょう。

親族の服装も兄弟と同様に、タキシード、ディレクターズスーツ、ブラックスーツといった洋装がふさわしいです。

神社での結婚式の友人の服装は何がふさわしいのか?

先ほどに書いたように、神社での結婚式は、新郎新婦と親族のみで執り行われることが多いですが、神社によっては、友人も招待できることもあります!

神前式に、友人が参列できるケースは珍しく、招待されたら「新郎新婦から特別に仲がいい存在だと思われている!」ということなので、素直に喜びましょう。そして、結婚式では、心の底から、新郎新婦をお祝いしましょう!

友人側として、神社での結婚式に参列するときの服装で大事なのは「新郎新婦、親族より目立ちすぎないようにすること」です。

親戚の服装の同様に、友人が和装を着て、神前式に参列すると、目立ってしまう可能性が高いので、冠婚葬祭用のブラックスーツやディレクターズスーツを着用するようにしましょう。

神社での結婚式の服装での注意点とは?

親族、友人への服装について説明いたしましたが、神社での結婚式の服装には、そのほかにも注意するべき点があります。

キレイな靴下を履くこと!

神社での結婚式で忘れてはいけないのが「神殿に入る」ということです。神殿に入るには、靴を脱ぐということでもあるので、キレイな靴下を履くようにしましょう。

和装である「紋付羽織袴」の時は、白足袋を履くのがマナーになっているので、気にする必要はありませんが、ブラックスーツやディレクターズスーツを着用する場合には、うっかり穴が空いている靴下を履いてしまうことも考えられます・・・。また、素足で神殿に入ることもマナー違反です。

そうならないように、神社での結婚式に参列することが決まって、服装の準備をすると同時に、靴下も新調することをオススメします。靴下の色は、スーツの色に合わせて黒やグレーがふさわしいとされています。

新郎新婦に服装を確認しておく!

新郎新婦から神社の結婚式に招待されたら、自分で服装について調べるのも大事ですが、一番問題ないのは「新郎新婦に確認すること」だと思います。

新郎新婦に確認してみると「実は、参列者全員には和装を着てほしいと思っている」と言われるケースも!結婚式の主役は「新郎新婦」なので、マナーより二人の希望にこたえるようにするのが大事です。

和装は、レンタルすることもできるので「和装なんて、持っていないから結婚式に参列するのは断る」なんて思わずに、新郎新婦の希望にあわせて、和装を着るようにしましょう。

また、新郎新婦に服装について確認しておくと、他の男性の参列者がどのような服装を着る予定なのかが分かることもあります!

親戚なら新郎や父親より目立たない服装にすること、友人なら新郎や親族より目立たない服装にすることがマナーであり重要でもあるので、事前に他の男性の方の服装について確認しておくようにしましょう。

きちんと服装を守って素敵な神社の結婚式にしましょう!

神社の結婚式での男性の服装について説明いたしましたが、いかがでしたでしょうか?

結婚式の男性の服装も細かいマナーがあるので、きちんと守るようにしましょう。披露宴や二次会がホテルや結婚式場、レストランであるからといって、神社での挙式では少し派手な格好やカジュアルな服装にしてしまうと、浮いてしまいますし、せっかく招待していただいたのに、参列できないということもあるので、今回、ご紹介した服装を参考にして、結婚式に参列するようにしましょう。

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