結婚式を身内だけで上げる際の会食はどうしたらいいの?
結婚式は友達などを招待するような盛大なものではなく、身内のみの会食で結婚報告をされるという方も最近では珍しくありません。
人前に出ることが苦手であまり結婚式を重視されない新郎新婦や、費用を抑えるために披露宴は行わないけれど親族には結婚の報告はされたいと考えている新郎新婦、妊娠しているために大きな披露宴などは行わないというケースも少なくはありません。また、アットホームな雰囲気で行いたいという点からあえて親族の食事会のみで結婚報告をする方もいらっしゃいます。
では、実際に親族のみで挙式や会食を行う場合はどのような準備が必要なのでしょうか。意外と知られていない親族のみで挙げる結婚式や会食事情についてご紹介します。
少人数結婚式
親族のみを集めての結婚報告には大きく分けて2つのパターンがあります。1つ目は会食のみ、もう一つは挙式+会食の場合です。ご両家の親族の中には、式を挙げてほしいとお思いの方やウェディングドレスは着たいと考える新婦さんもいらっしゃるかと思います。もちろん、挙式をするほうが準備のお時間や費用がかかってくるので、しっかり話し合っておきましょう。
挙式をする場合
一般的に少人数の結婚式と言われるのは、招待客が30人以下の場合です。両家のご両親のみを招待する場合は、新郎新婦含めて6名が最小のパターンであると思います。新郎新婦ご両家の親族までを含めると、およそ15名〜25名程度ではないでしょうか。
挙式をする際は、最少人数と最高人数が決められている挙式会場もあるので事前に確認しておく必要があります。また、会食の会場にはエントランスで挙式ができるタイプのものや、チャペルのあるレストランもありますのでよく調べておきましょう。
会食の会場選び
会食といっても、披露宴さながらの内容を用意してくれるところや、個室で家族団らんなお食事会を行うものまで様々あります。たいていは、高級なレストランやホテル、料亭などが選ばれますが、どのようなお食事会を開きたいかということをしっかりイメージした上で会場選びを行いましょう。まずは、招待予定の人数を確定して人数に見合った場所を探しましょう。こだわりたいポイントとして、最も力を入れたいのは会食のメインとなるお料理です。オシャレなコース料理や料亭の日本料理が主流となっていますが、事前に試食ができるところが多いので事前に確かめておくのも良いでしょう。
また、ゲストの方の好き嫌いやアレルギーなどを事前に把握しておくことも忘れないでください。次にこだわりたいポイントは場所です。親族となると年配の方が多いことがよくあります。駅から遠い、家から遠いとなると会場までの道のりがつらいと思われるかもしれません。特に歩いての移動は大変だと思うので、駅からのアクセスは重要です。また、送迎の車が用意できる場合は手配しておくのもマナーです。新郎新婦の実家が離れている場合はよく話し合い、交通費や宿泊費の負担も考えておきましょう。
会食当日までの準備と内容
では、会食当日まではどのような準備が必要なのでしょうか。披露宴に招待されることはあると思いますが、会食に招待されることはあまり経験がないので知らないという方が多いと思います。会食はただお食事をするだけなのでしょうか。当日の内容についても考えましょう。
会食までに準備が必要なもの
会食での招待状は必要なのでしょうか。大きな披露宴ではないので大々的に招待状を出さなくて良いという意見と、結婚の報告会という意味がこもっているので招待状は出すべきという意見もあります。もしお二人に余裕があるのなら招待状はぜひ用意しましょう。簡単なものでも良いので、日時・会場・ドレスコードは最低限記載するようにしましょう。特にドレスコードの指定があるのか無いのかは気になるところです。普段呼ばれる披露宴とは違った形なのでゲストの方も困惑されるかと思います。しっかりと明記しておきましょう。
もう一点、用意しておくものは引き出物です。大きな挙式や披露宴ではないので、特にいらないのでは、と考える方もいらっしゃいますが結婚ということでご祝儀をお持ち頂くことが多いです。もちろんご祝儀をお持ちにならなかった方へも、お越しいただいた御礼として引き出物をお渡しするようにしましょう。
また、会場によってはウェルカムボードを置けるスペースがあったりもするので、せっかくなら用意をしたいですね。また、席礼なども用意しておくとしっかりと準備された会食のイメージが付くので良いと思います。
当日のプログラム
お食事会ということで、特に何も用意しなくて良いでのでしょうか。もちろん皆さんで和気あいあいお食事をする会でも問題ありませんが、結婚のご報告を兼ねてのものになりますので挨拶を交えて行う会食というのが主流ではあります。せっかくの場なので、様々なセレモニーを含める方もいらっしゃいます。
- 新郎新婦の結婚のご報告(挨拶)
- 両親への花束贈呈と感謝の言葉
- 記念撮影
- ムービーの上映
- ケーキ入刀
- 両親の挨拶
のような、披露宴さながらの演出を取り入れることもあります。新郎新婦のご挨拶と、両親への花束贈呈は会の頭と締めを飾るものとなります。お店によってできる演出は変わってきますので、やりたいことができる会場選びをすることが大切です。
また、当日は司会者をつけたほうが良いのでしょうか。セレモニーを満載にすると、自分たちで進行するのはやりづらいと感じるかと思います。会食に司会者を付ける場合ももちろんあります。会食の内容や新郎新婦のキャラクターによっても大きく変わるかと思いますが、必要である場合は、司会者をつけて盛り上げてもらいましょう。
当日の衣装
新郎新婦の当日の衣装に特に決まりはありません。せっかくなので、ウェディングドレスを着られる方もいらっしゃいますし、和装をしたいとのことで引き振袖を着られる方もいらっしゃいます。また、カジュアルな場にしたいとのことで、私服で来られるのもOKです。
会場によって衣装のレンタルを行っていることもありますので、式場に限った場所でなくとも、ドレスや振袖を着ることができます。親族のみの会食ということで、ルールを自分たちで簡単に設けられるのが良いところですね。ゲストの方への周知も忘れずに、自分たちだけのスタイルで素敵な会にしましょう。
少人数の挙式や会食のメリット
少人数のメリットとしては、人数が少ないことからお料理をゲストの好みにあわせて一人ずつまたは何パターンか用意できることです。また、引き出物も一人ひとりに合ったものを選び、手渡しができたりと、新郎新婦との距離の近さが良いところですね。大きな披露宴のようにプログラムがなかったりもするので、自由にお話しができたり、新郎新婦がゲスト一人ひとりに挨拶に回れたりと少人数だからこそのメリットはたくさんあります。大きな披露宴ではできないおもてなしを考えてみましょう。
まとめ
親族のみの会食というのはまだあまり多くはないですが、全体数としては少しずつ増えてきています。たくさんの方を招待する挙式や披露宴にも魅力がありますが、親族のみの会食はいつも応援してくださっている両親や親族など身近な方々に感謝を伝えるには最高の場になると思います。
会食の会場はとても選択肢が多いので、会食の内容をしっかり決めてそれが実現できるところを探してみるのが良いです。挙式や披露宴に比べれば準備をすることも少ないとは思いますが、少人数だからこそできる自分たちなりのおもてなしをぜひこの機会にしてみてはいかがでしょうか。
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