たくさん試着して選んだ運命のドレスに袖を通して、
いつもより少し背伸びをするヒールを履く。

鏡の前でアクセサリーや髪飾りも全て身につけたら、
最後に必要なのは花嫁のブーケ。

今回は花嫁のマストアイテム、ブーケについて
数あるお花の種類からその選び方や、選ぶために知っていると自分の想いも形になりやすい「花言葉」をたっぷりご紹介します!

そもそもウェディングブーケの起源って?

今でこそ花嫁のマストアイテムとして挙げられるブーケですが、そもそもブーケが生まれたきっかけも気になるところですね。
また本来持っていた意味を知ることで、お花の選び方も変わり、より一層結婚準備が楽しくなるはずです!

そんなブーケの歴史には諸説ありますが、ここでは二つご紹介致します。

その1:花嫁のお守りとしてのブーケ

中世ヨーロッパでは、現代と比べて格段に疫病の魔が人々の生活を脅かすものでした。
そしてそれらを追い払うべく、人々は悪霊や病魔を退く力が宿ると信じられていた香りの強いハーブを花束にし、
出かける際には必ず手にしていたのだそうです。

このハーブの花束を「タッジーマッジー」と呼びます。

そんな厄払いの力があるタッジーマッジーを、未来の不幸から守るため花嫁にも持たせていたことがウェディングブーケの起源になったと言われています。

19世紀のヴィクトリア朝時代に移り、タッジーマッジーだけではなく
より香りの優しいラベンダー、マリーゴールドといった花も結婚式の際には持たれるようになりました。
ただ元来の役割も残すため、人々は「花言葉」として花に意味を添え、花嫁が幸せへ導かれるためのお守りとしてブーケを持つ文化が今まで伝わっていると言われてます。

その2:結婚への決意の象徴としてのブーケ

男性が、女性の家へ向かう道中で野の花を一輪ずつ摘んで世界に一つの花束を作り、その花束と共にプロポーズの言葉を贈る…

そんなロマンチックなプロポーズの方法が、中世ヨーロッパにおいては一つの儀式として主流だったと言われてます。

そして女性は、贈られた花束から一輪を抜いて男性の胸に飾ることで
プロポーズを受けるというお返事をし、二人は晴れて結ばれる風習だったのです。

この花束に愛を乗せて伝え、お返しをする文化の名残として
今でも花嫁はブーケを、そして花婿は胸にブートニアを身につけているんです。

ご結婚式に身につけたいお花たち

さて、ブーケの歴史について紹介させていただいた上で
ここからは花嫁に人気のお花やご結婚式にぴったりな一輪をご紹介します。

ガーベラ


細長い花びらを中心から水平に咲かせる姿が印象的なガーベラ。
可愛らしく、陽気なその姿からは前向きな気持ちをもらえますね。

そんなガーベラの花言葉は「希望」や「前進」。
これから新しい人生を歩んでいくお二人が共に歩んでいく約束の象徴となります。

彩豊かなガーベラはブーケに差し色を添えるのにぴったりです。

ラベンダー


爽快さの中に、気品が宿る香り。
初夏の訪れと共に野を一面に染めるその紫。
そして古くから人々の生活を支えてきた効能。

「ハーブの女王」の異名を持つラベンダーは、ご結婚式のシーンにも人気なお花です。

そんなラベンダーの花言葉は「献身的な愛」や「清潔、純潔」。
またハーブが持つお守りの意味も込められているので、控え目ながらも力強い印象が添えられますね。

ブルースター


「サムシングフォー(Something four)」という花嫁の幸せを願うおまじないをご存知でしょうか。

こちらは欧米諸国で200年以上前から伝わっているおまじないで、

・「サムシングオールド(Something old)」:先祖より大事にされてきている、何か古いもの
・「サムシングニュー(Something new)」:お二人のこれからはじまる新生活を祝う、何か新しいもの
・「サムシングボロード(Something borrowed)」:幸せのおすそ分けを意味する、何か借りられたもの
・「サムシングブルー(Something blue)」:花嫁の清らかさと誠実な愛を表す、何か青いもの

この四つをご結婚式に揃えると、二人の未来が幸せでいっぱいになると言われているものなのです。

そんな「サムシングブルー」にぴったりなのがブルースターのお花。
ブルースター自身にも、「幸福な愛」や「信じ合う心」という意味が込められています。

星を連想させるような小ぶりで愛らしいこの青いお花を、ブーケにこっそり束ねてみてはいかがでしょう。

クチナシ


海外では「ガーデニア」や「ケープ・ジャスミン」の愛称でも呼ばれているクチナシ。

独特のしっとりとした質感の花びらが特徴的な一輪で、
元々は一重咲きのお花ですが、最近ではバラのように花びらが重なりながら開く、八重咲きのものも見られます。

そんなクチナシの花言葉は「私はとても幸せです」や「喜びを運ぶ」です。
お二人が大切な人々に祝福され、そしてその方々も幸せでいっぱいになってしまうような最幸の一日にぴったりの一輪です。

喇叭水仙(らっぱすいせん)


その名の通り、花の中央が黄金のラッパのように突き出ている形が特徴的な喇叭水仙。
そんなカナリア色の花が、背の高い茎のてっぺんに、その重さで垂れながら咲いている姿が特徴的ですね。

喇叭水仙のような形をしたお花をウェディングブーケに入れるのは珍しいかもしれませんが、
最近流行りの小ぶりなブーケに、さり気なく抜け感を出すのにとてもおすすめです。

喇叭水仙は雪解けの時季にいち早く芽吹く花の一種で、春の訪れを人々に報せます。
そのことにちなんで、「再出発」や「生命力」といった花言葉を持つ喇叭水仙。
お二人の新しい旅立ちに添えてみましょう。

マダガスカルジャスミン


「愛される花嫁」。

花言葉という面において、マダガスカルジャスミンほど花嫁にぴったりの意味を持つお花はありません。
花婿にはもちろん、ご家族やご友人からたくさんの愛を送られる花嫁をまさに表現するお花ですね。

またその他にも「二人で遠くへ旅に」という意味もあります。
人生という長い長い旅の門出のシンボルに、そしてその先のグッドラックを祈るお花としてもふさわしいです。

マダガスカルジャスミンは、花嫁がご自身のブーケに選んでいただくことはもちろん
ご友人から送るお花としても最適なので、機会があればぜひお二人の幸せを願う気持ちを形にしてみてはいかがでしょうか。

和装でも心配なし!今人気のボールブーケ


最近は洋装は召されず、和装のみでご披露宴を行う花嫁も多くいらっしゃいます。
和装だけでも白無垢、色打掛、引振袖とたくさん種類があるため、「和」にテーマを統一して一日過ごしていただいても飽きが来てしまう心配は全くありません。

そんな花嫁へおすすめしたいのが「ボールブーケ」。

お花を手毬のような形へまとめあげ、水引や紅白の紐で装飾したブーケは和装にもとっても馴染む今人気のブーケスタイルなんです。

「和」の雰囲気をより豊かに演出するお花たち

ここからはボールブーケに取り入れていただくのに相性のよいお花や、
「和」の雅やかな雰囲気をより色濃く漂わせるお花たちをご紹介します。

芍薬


「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」

女性の美しさを花に例える、こんな古い言葉がありますね。
その中の芍薬はスラっと伸びる茎に淡く、高貴な花をつけることから、女性の華麗な立ち姿を連想させます。

芍薬の花は、大きな球体の蕾が、中から何かにゆっくり押し開けられているかのようにその球体を膨らませながら咲きます。
そんな芍薬が数輪束ねられるだけで、十分華やかで立派なボールブーケが作られるんです。

花言葉は色によって意味が変わると言われており、ピンクは「はにかみ」、赤は「誠実」、そして白は「幸せな結婚」のシンボルなんです。
溢れる幸せに、少し照れながらも笑顔がこぼれてしまうような花嫁そのものですね。

スズラン


ぷっくりとした、逆さまの鈴の形をしたスズラン。
その小ぶりな花が風に揺れる様からは、本当に透き通るような音色が聴こえてきそうな気がします。

スズランは「純粋」、「謙遜」、「再び幸せが訪れる」といった花言葉を持ちます。
これらがご結婚式に添える意味としてふさわしいことに加えて、実はスズランには他にも結婚に所縁があるのです。

フランスにおいては、花嫁へ幸せのお祈りとしてスズランの花を送るという風習が古くから伝わっています。
また縁結びの神社として名高いある神社の良縁祈願のお守りはスズランをモチーフとしています。

小花一つ一つに幸せが宿っているようなスズランをブーケに織り交ぜてみても、素敵ですね。

レンギョウ


もしご自身のブーケに黄色やゴールドのアクセントを添えたいとお考えの場合にはレンギョウのお花がとてもおすすめです。

英語やドイツ語では「黄金のベル」を意味する言葉で名付けられ、
日本と同様各国で春の先駆けに芽吹くレンギョウ。

その春のひだまりを彷彿とさせるような黄金は、冬の厳しさを耐え忍んだ生命がこれからの季節に馳せる「期待」を象徴し
花言葉も同じく「期待」という意味を持っています。

黄色や黄金色も東洋においては「喜び」や「幸運」を象徴するため、ご結婚式のようなおめでたい席にぴったりの縁起”花”ですね。

胡蝶蘭


コンサート開宴祝い、グランドオープン祝い、就任祝い等…
様々なおめでたいシーンで羽ばたくような胡蝶蘭が連なったアレンジメントを目にされたことのある方も多いのでは。

そんな慶事に人気の胡蝶蘭は、もちろんご結婚式のシーンでも多くの人々から親しまれています。

見た目の華やかさはもちろん、そんな胡蝶蘭が持つ「幸せが飛んでくる」という期待に溢れた花言葉もその人気の理由にあります。

ボールブーケにおいては小花を束ねて輪郭を作り、そこへアクセントとして胡蝶蘭を添えていただくこともできますし、
胡蝶蘭をたくさん束ねるだけでも豪華な雰囲気が演出できるためボールブーケ作りのはじめの一輪としてもとてもおすすめです。

ピンポンマム


細かい花びらが、密に重なり合ってまん丸の形を成すピンポンマム。
見た目のコロっとした形から名前まで、可愛らしさが詰まったお花です。

ピンポンマムの丸みはボールブーケの輪郭を作るのにぴったりの一輪なんです。
またピンポンマムは日本の国花と言われる菊の仲間なので、和の雰囲気とは相性抜群です。

さて、この愛らしいお花に込められている意味は「あなたを愛する」と「私を信じて」です。
相思相愛なお二人にお似合いの言葉ですね。


菊に並び、桜は日本の代表するお花の一つですね。
日本の春の風物詩として欠かせない桜は、世界各国の人々からも日本を象徴するシンボルとして愛されています。

花言葉としては桜の短命で儚く散りゆく様から、人生の一瞬一瞬を慈しむ「精神美」が添えられている桜。
これからはじまるお二人の一日一日を丁寧に、大切に過ごしていく初心の表れにもなります。

プランナーから一言

ブーケはご結婚式当日、ずっと花嫁の近くにあるもの。

ぜひお気に入りの意味合いを持ったお花を見つけ
ブーケを見るたびにご結婚当日までに積み上がった大切な気持ち、一つ一つを思い出せるような
あなただけのブーケを作ってみてくださいね。