よく耳にする「内祝い」という言葉。結婚のご報告をすると皆様からいただくお祝いへのお返しにあたります。
いざご用意する際、「どんなものが喜ばれるのか?」「相場はいくらくらいか?」など悩まれる方も多いのではないでしょうか。

そのポイントを徹底解説いたします!

 

内祝い予備知識!

内祝いって何?

「内祝い」とはもともと、結婚、出産などおめでたい出来事があった時に、幸せや喜びを分かち合うために記念として交際のある人々に贈り物をすることを言いました。

現在では、「結婚内祝い」というと、いただいたお祝いに対してお返しの意味を込めて贈り物をすることを指します。

誰に贈るべき?

お祝いをくださった方の中で、披露宴に招待できなかった人や招待したけれど出席することが叶わなかった人に贈るのが一般的です。
披露宴に出席していただく方には、引出物をお渡しするのでお返しは必要ありません。

また、結婚披露宴をしなかった場合でも、お祝いをもらった方々へはきちんと結婚内祝いとしてお返しをするのがマナーです。

 

お祝いをいただいたら…

まずはお礼を伝えよう

お祝いをいただいたら真っ先にお礼を伝えましょう。

直接渡された場合は、その場で、郵送などの場合はすぐにお電話で連絡を!
「ありがとうございます」という感謝の気持ちはもちろん、いただいたものに対する感想を具体的に話すと、相手に喜びの気持ちが伝わりやすいでしょう。

特に目上の方にお礼をする際は、メールだと失礼に感じる人もいるので注意が必要です。
そういった場合には、お礼状を送付するとより丁寧です。

リストを作成しよう

結婚祝いは、一般的には挙式や披露宴の2か月前から1週間前の間に贈るものとされています。
しかし、場合によっては、婚約を知らせてすぐのタイミングや挙式の2ヶ月以上前、あるいは挙式後にいただくこともあります。

結婚内祝いを贈るのは挙式後になるので、お返し忘れを防ぐためもらった時点で「いつ」「誰に」「何を」頂いたのかをリストにしておきましょう。

その他、お祝いの金額・住所・連絡先・披露宴に招待しているかなどもすぐにわかるようにしておくと、より良いかもしれません。また、お返しをしたかどうかわからなくならないように、自分が「いつ」「何を」贈ったかも書いておきましょう。

いただいた品物の値段を確認しよう

結婚祝いは、金品だけではなく様々な品物でいただくケースがあります。
いただいたものがおおよそどれくらいの値段か、インターネット等を利用して調べましょう。

贈り物に対してそのようなことをするのは多少抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、お返しの目安金額を決める上で重要なことです。
あとの項目で、内祝いの相場についても解説をします。

お礼をするタイミング

内祝いは、無事に式を終えた報告も兼ねて、結婚式から1か月以内に贈ります。
夫婦揃って直接持参しお礼を伝えるのがベストですが、都合がつかない場合には、宅配や郵送でご自宅にお届けするのが一般的とされています。

結婚式前後の準備等が忙しい時期ではありますが、相手が結婚のお祝いを贈ったことを忘れる頃までお待たせしてしまうことのないよう、前述のリストを活用しながら前もって準備をしましょう。

結婚式をしない場合には、入籍のご報告を兼ねて、入籍から1か月以内に贈ります。

また、結婚式よりも大幅に前倒して、早い時期にお祝いをいただいて、期間が空きすぎてしまう場合には、挙式前にお返しをしても問題はありません。
あるいは、電話やお礼状で、先に感謝をお伝えし、その際に挙式後に改めてお礼をお贈りすることを伝えておいて、通常通り式後にお贈りするのもよいでしょう。

万が一、お返しが遅れてしまった場合はお詫び状を手書きで添え、誠意を伝えるようにしましょう。

内祝いの選び方

相場はどのくらい?

内祝いはいただいたお祝いの「半返し=半額相当」で選ぶのが一般的です。
ただ、あくまで相場は目安として言われるものなので、相手のお好みのものなどが明確に分かっている場合には、値段というよりも、贈りたい品物で選びましょう。

この時注意するべきなのが、高額なお祝いをいただいた際の内祝いの選び方。
お祝い自体が5万円や10万円などの場合、お返しの金額も高額になり負担も増えるうえ、頑張ってお返しをすることで「あなたからのお祝いはいりません」という意味に取られてしまう場合があり、目上の方へのお返しに高額なものを贈るのは失礼にあたるとされています。
このような場合は内祝いをお祝いの3分の1程度の金額のものに留めましょう。それが少ないと気になってしまう場合には、それ以上に手紙や写真等を添えて感謝を伝えたり、別の機会に贈り物をしたり工夫をするようにしましょう。

反対に、大人数のグループからまとめてお祝いをもらった際や後輩からもらった際などで、半額の予算では内祝いとして選べるものがないという場合は、状況に合わせて対応しましょう。
相手によっては、半額以上の内祝いを贈ってしまうと、逆に相手が恐縮してしまう可能性もあるため、大人数であれば大入りのお菓子などでも問題はございません。逆に、後輩や目下にあたる相手であれば、半額〜同等程度のものでも問題ないとされます。

どんなものを選ぶ?

結婚内祝いには、有名店のお菓子屋、オーガニック素材の上質なタオルや海外ブランドの食器など、なかなか自分では手を出しにくいものの中でも喜ばれやすいものを選ぶのが一般的です。

特に最近では、貰い手が自由に選べるギフトカタログをプレゼントされる方が増えています。
ただ、相場の項目でも記載したように、相手のお好みに合わせ、純粋にプレゼントを選ぶような感覚で喜んでもらえそうなものを選ぶのが一番です。

また、頂いたもののお返しとして見合う場合、引き出物と同じ品物をお贈りしても問題ないため、結婚式の準備の一環として引出物を余分に頼んでご用意される方も多くいらっしゃいます。

式場にも内祝いのカタログが用意されていて、セットで注文すると割引等があることもございますので、ぜひ一度確認してみましょう。

インターネットでも多くの種類が販売されているので比べてみるのも良いかもしれません。

お祝い金に応じて結婚内祝いが贈れるように、数種類の品物を選んで用意しておきましょう。

のしのかけ方

熨斗(のし)とは、贈り物に添える飾りのことで、現在では、贈り物をする際、簡略化された水引と熨斗(のし)の入ったのし紙を掛けることが一般的なギフト包装とされています。

結婚内祝いにかける「のし」は、引出物と同様、紅白水引が10本結び切りのものを用います。
表書きは「内祝」あるいは「寿」とします。水引の下に記す送り主の名前は、「新姓のみ」あるいは「夫婦連名」でご用意します。
連名とは、お二人のご両家名あるいは下のお名前のみを並べて記載するか、苗字は新姓のみ記載しその下にお二人の下のお名前を並べて記載する形を指します。

また、のし紙は「内のし(包装紙の中にのしをかけること)」にするのが一般的です。
相手をお祝いするものでないため、控えめな印象を与える内のしをかけると言う意味と合わせて、宅配などで傷つかないようにする意味もあります。

お礼状

上述の通り、内祝いの基本は手渡しですが、万が一都合がつかない場合には郵送や宅配を利用します。
その場合でも品物だけをお手元に届けるのは失礼とされています。

その場合は必ずお礼状を添えましょう。

相手に合わせた例文をいくつかご紹介いたします。

<ご上司や目上の親戚へ贈る場合>
先日は格別なるお心配りをいただき誠にありがとうございます。
心より御礼申し上げます。
この度、私たちは家族として新たな人生の第一歩を踏み出しました。
まだまだ未熟な二人ではございますが、今後とも何卒ご指導ご鞭撻くださいますようお願い申し上げます。
ささやかではございますが、心ばかりの品をお贈りいたします。
ご笑納いただけますと幸いでございます。
なお、お近くにお越しの際はぜひお気軽にお立ち寄りください。

<年齢の近い親戚へ贈る場合>
この度は、私たちの結婚をお祝いいただき誠にありがとうございました。
新しい生活は始まったばかりですが、二人でゆっくりと暖かい家庭を築いていたいと思っております。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。

<友人や知人へ贈る場合>
結婚のお祝い、本当にありがとうございます。
みんなに祝福してもらい、本当に幸せです。
これからも夫婦共々よろしくお願いします。
(※特に友人であれば、より気軽に、お手紙を書くような気持ちで問題はありません。)

まとめ

結婚式に出席できないにも関わらず、お気持ちとして結婚祝いやご祝儀を包んでくれる方へのお礼・お返しにあたる「内祝い」。
これからのお付き合いにもつながってくるため、しっかりとマナーを踏まえて失礼のないようご準備をしましょう。