神社で行う結婚式のことは『神前式』と呼ぶことをご存知でしょうか?神様の前で行う神前式は、古くは室町時代から行われている由緒正しい結婚式です。

大正天皇が現在のスタイルでの神前式を行い、その後、東京大神宮が一般の人にむけても神前式を始めたことで現代に少しずつ広まっていった神前式。チャペルウェディングが主流となっている中、日本古来の格式高い神前式が再び人気を集めています。

今回は、神社での結婚式のメリットを7つ、知っておきたいこと5つをご紹介します。

神社での結婚式の7つのメリット

1,伝統的な日本の挙式を体験できる

神社で結婚式をする一番のメリットは、日本でしか挙げることができない伝統的なスタイルで挙式ができることではないでしょうか。室町時代から続く結婚の儀式は、厳かで凛とした空気の中で行われます。

現代であることを忘れさせるような参進の儀をはじめとする伝統的な儀式の数々。参列者だけでなく、神社へ参拝に来ている一般の方にも祝われながら行う花嫁行列。
神社での格式高い挙式は両親はもちろん、祖父母の方からも好感が高いと評判です。

2,和装を楽しめる

神社での結婚式では白無垢、色打掛、黒引き振袖の3種類から和装を楽しむことができます。

・白無垢
結婚式でのみ着ることができる婚礼用の和服。着物から小物まで白一色なのが特徴。

・色打掛
色とりどりでゴージャスなスタイル。室町時代の婚礼衣装で、小袖の上から着物をもう一枚羽織るスタイル。

・黒引き振袖
未婚女性が着る格式のある礼装。スタイリッシュなイメージ。江戸時代の婚礼衣装。

和装の結婚式といえば、白無垢のイメージが強い方もいらっしゃるかもしれませんが、色とりどりでゴージャスな色打掛や黒引き振り袖という選択肢もあります。最近では色打掛に洋風のヘアスタイルなど、より華やかなスタイルでの挙式も人気です。

3,新郎が活躍できる場面

チャペルウェディングでは、新婦が主役ですよね。一方神社での結婚式では、誓詞奏上(せいしそうじょう)という新郎が神様の前で夫婦になる誓いをする儀式をするがあり、新郎の凛々しい姿を見ることができますよ。
和装で誓いを挙げる新郎に惚れ直すというのも素敵ですね。

4,両家の家族としての絆・結びつきを重視

神社での結婚式は、『親族杯の儀』という両家の縁を結ぶ儀式があります。結婚は個人のものではなく、家族との結びつきを重視するという日本古来の考えから行われる儀式。この儀式をきっかけにして、両家との結びつきが強くなるでしょう。家族同士の繋がりを重視する年配の方にも、神社での結婚式が人気の理由の一つです。

5,低コスト

挙式だけの費用でみると、チャペルウェディングよりも低価格になることが一般的です。借りる衣装によっては、ドレスよりも高価になる場合もあるので、一概には言えないのですが、全体的に低コストになることが多いので、チャペルウェディングと迷っている方は見積もりをとることをおすすめします。

6,どの年代でも似合う

現代では晩婚化も進み、30、40代以降での結婚も増えてきています。歳を重ねることで女性は美しさを増すと言いますが、どうしても「ドレスを着るのは恥ずかしい」と思ってしまう方もいらっしゃるでしょう。ですが、和装であればどんな年代でも似合うのが特徴。むしろ、年齢を重ねるにつれて女性らしさが際立つ服装なのではないでしょうか。
また、神社での挙式は重厚感、高級感があるので年配のカップルにもおすすめです。

7,人生の節目に再訪することが出来る

神社は基本的になくなる、撤去されることはありません。私たちが生きている間、同じ場所で同じ時を刻んで私たちを見守ってくれる神社。神社には初詣で訪れる以外にも、お宮参りや七五三など子供とのライフイベントでも訪れることでしょう。
人生の節目を同じ場所で迎えることができるのは神社ならではですよね。
結婚式は家族としてのスタート地点。夫婦になった場所から、子供の成長を感じることができるのも神社での結婚式のメリットではないでしょうか。

神社での結婚式を行う前に知っておきたい5つのこと

神社での結婚式は、日本古来の結婚の儀式を家族と共に行うことが出来るものだとわかりました。
メリットばかりに思える神社での結婚式ですが、事前に確認しておきたい注意点もあります。
そこで次に、神社での結婚式を行う前に知っておきたいことを5つご紹介いたします。

1,天候に左右される

神社での結婚式は、参進の儀と呼ばれる儀式から始まります。花嫁行列とも呼ばれるこの儀式は、両家の家族が列になって本殿まで歩いていくもの。外で行われるため、天候が悪いと行いにくくなってしまいます。

また、写真撮影は一般的に鳥居の前など景色の良いところで行われるため、雨が振ってしまうと撮影が難しくなってしまう場合も。

どうしても気になる方は雨が振りにくい季節に行うか、雨天OKの神社を探すといいでしょう。

2,バリアフリーの設備が整っていない場合がある

神社は歴史的な建物のため、バリアフリーの設備が整っていない場合もあります。長い階段があったり、段差があったりするので、高齢の方が参列される場合には問題ないか下見をしてくださいね。
また、車椅子が通りにくい砂利道しかない場合もあるので、車椅子の人がいる場合には道は通りやすいのか、神殿にあがることはできるのか事前に確認が必要です。

3,親族のみしか参列できない場所もある

神社での結婚式は両家を結ぶもの。それゆえに、厳格な神社だと、神殿へ入ることが出来るのは親族のみと決められているところもあります。友人たちにも参列して欲しいという方は、神社に友人も参列可能か確認してみてくださいね。

4,収容人数は30名~50名、最大でも80名ほど

チャペルウェディングでは100人以上参列することも可能ですが、神社では平均30名~50名ほど。最大でも80名ほどです。人数が多くなる場合は、収容人数が多くても大丈夫な神社を探すことをおすすめします。

5,信仰している宗教によっては難しいことも

両家の中にキリスト教など、特定の宗教を信仰している方がいた場合、神社での結婚式には参列することが難しい場合もあります。事前に宗教については確認をしたほうがベターです。

まとめ:神社で伝統的な結婚式を

神社で結婚式を挙げるメリットと、事前に知っておきたいことについてご説明いたしました。確認しなければいけない点は少しあるものの、一生に一度しか着ることのできない着物を着て、日本人として伝統的な式を行うことができる神前式はとても魅力的ではないでしょうか。新郎新婦にとってはもちろんですが、参列するゲストの方にとっても忘れられない式になるでしょう。
ぜひ、格式高い神社での結婚式で家族のつながりを誓ってみるのはいかがでしょうか。