結婚式は二人にとって一生に一度の大切な思い出になります。結婚式の形式にも流行があり、一昔前のチャペル婚ブームにより、チャペルで挙げる結婚式が長い間人気を博してきましたが、最近では神社婚と呼ばれる和装で行う神前式のブームが再来しています。

今回は、せっかくの結婚式を日本の伝統である神前式で執り行いたいと考えられているお二人へ、神社婚の基礎知識やおすすめの挙式会場についてご紹介いたします。

挙式の種類

挙式には大きく分けて3つのタイプがあります。よく目にする形で不動の人気を誇るのが、チャペルで挙げる「教会式」です。日本の伝統を大切にした形式で、神社で挙げる「神前式」、また自由な形で宗教などにとらわれない形式で行うのが「人前式」の3つです。

まずは、この3つの挙式のタイプについて知っていきましょう。

神前式

日本の古き良き伝統に沿った形で行う結婚式です。以前は神前式で結婚式を挙げられることが多かったのですが、チャペル婚ブームにより今日まで、教会式のほうが人気となりました。しかし、最近また神前式の人気が上昇しています。その理由としては、晩婚が進む日本では、ウェディングドレスよりもお着物を着たいという想いがあったり、憧れの芸能人が神社婚を挙げていたことが挙げられます。

神前式は、100年前ほどから今のような挙式の形が成立したと言われています。由緒正しい神社にて、着物や袴などを身にまとい挙式を行う神前式は日本の古き良き伝統を感じられるとても素敵な挙式となるでしょう。また、神前式というのは両家の家と家の結びつきを大切にするという考えがあるため、挙式自体には家族や親族のみでご友人は呼ばないという形が多いです。

皆さんにも行っていただく所作があるなど、参列者の方からしても参加型のイメージが強い挙式のスタイルではないかと思います。また、現在挙式を考えられていらっしゃるご夫婦のご両親の時代は神前式で挙げられることが多かったかと思います。そのため、神前式での挙式はご両親やご親族様に喜んでもらえるという声もよく耳にします。神社だけではなくホテル内に神殿がある場合もありますので、挙式会場としては、神社やホテルが選ばれます。

教会式

不動の人気を誇るのがチャペル婚とも呼ばれる、教会式です。結婚式と聞いてイメージするのは、こちらのタイプのものが多いのではないでしょうか。女性の憧れであるウェディングドレスを着て、チャペルで二人の永遠を誓うというとても素敵な挙式スタイルです。キリスト教の教義にのっとった形で行う挙式で、キリスト教の信者でなくてもプロテスタント教派であれば信仰している宗教に関係なく挙式を行うことができます。家族や親族のみではなく、ご友人や会社の同僚など幅広くゲストを呼んで行う場合が多いです。

また、新婦とそのご両親で行う演出が多いのが特徴的です。ベールダウンでは、母親が花嫁を邪悪なものから守るという意味でベールをおろしてあげます。また、バージンロードは人生を表す道という意味が込められていて、父親または親族と一緒に入場し、新郎のところまで歩くという演出があります。新婦が家族との絆を感じられる演出が多く、感動的な瞬間でもあります。

チャペルという場所は普段行きなれない方も多いのではないかと思います。神聖かつ綺麗な建物の雰囲気が、結婚という新しい門出を祝福するのにとても良いですね。

人前式

3つの中で、一番自由度の高い挙式方法が人前式です。参列したゲストに対して結婚の承認をしてもらうスタイルになります。場所や衣装にも決まりがないため、新郎新婦が好きなように構成できるというのが人前式のメリットです。挙式の内容も決まっていないため、1から新郎新婦で構成していく必要があります。よくある一般的な流れでは、まず入場と開会宣言を行います。教会式では新郎は一人で入場しますが人前式では新郎新婦ともご両親と入場される場合が多いです。教会式では新郎のご両親が活躍する場面がありませんので、この演出はとても喜ばれます。そして指輪交換を行いますが、通常の指輪交換は新郎新婦がお互いに指輪を渡すのに対して、人前式では皆さんに協力してもらって指輪交換を行うなどちょっとしてアイディアを取り入れて参加してもらうこともあります。

結婚誓約書についてもフォーマットがありませんので新郎新婦で自由に作ることができます。教会式では賛美歌を歌いますが、人前式ではお好きな曲を歌うことができるなど、お二人らしい挙式ができるので、参列したゲストにとっても印象に残るような挙式になるでしょう。

挙式場所として選ばれるのは、ゲストハウスであったり、ガーデンであったりと一風変わった挙式ができるのが魅力的です。自分たちのオリジナリティーを出したいという方や、形式にこだわらずアットホームな形で挙式を行いたいと考えられる方にはとてもオススメな挙式スタイルです。内容の構成にもよりますが、3つの中で一番挙式の費用を抑えられるものになります。

神社婚を挙げたい人のための基礎知識

神社婚は家族や親族のみで執り行うことが多いため、自分が参列するという経験は少ないかもしれません。そこで、自分が実際に神社婚で結婚式を挙げるのに知っておきたい神社婚の知識について学びましょう。

神社婚の歴史

今行われているような神前式の形で結婚式が行われるようになったのは、明治33年のことです。大正天皇が日比谷大神宮で行った結婚式が始まりだと言われています。結婚式自体の歴史は室町時代の武家の結婚式が起源とされています。「古事記」や「日本書紀」などにも書かれているほど古くからあることが分かります。

明治以前は、各家にてお披露目会という形で行われていました。嫁入り道具を入れ、嫁入りをし、お披露目会という祝賀が開かれるようなものでした。人前式と披露宴が合わさったような儀式であったと言われています。親族や近所の方をを自宅へ招き、刺繍の入った打掛などの派手な衣裳が着用されるようになったのはこの頃です。お色直しという文化が生まれたのもこの頃で、お披露目のために衣装を着替えるということをしていたそうです。

そして、明治時代の大正天皇の結婚式より全国各地で神社で結婚式を挙げるということが広まってきました。もともときちんとした式次第があったわけではなかったため、キリスト教の挙式や仏前のご祈祷の内容を参考に作られていったようです。戦前の結婚式はとても豪華に行われました。家同士の結婚という考え方が強く結婚式の準備も両親が行っていたそうです。娘のことを思いやる両親の気持ちから、結婚式は豪華にという形で執り行われていました。戦争が終わり高度経済成長期に突入すると、ホテルの建設が活発的に行われ、ホテルで結婚式を挙げたいと考えられる方が多くなりました。この頃に、神社だけではなくホテルに神殿を造るということが普及し、神前式が日本の文化として根付いてきたと言われています。

神社婚の衣装

神社婚といえば、白無垢などの和装の衣装が特徴的です。和装に憧れて神社婚を選ばれた方も多いのではないでしょうか。男女別の神社婚での衣装についてご紹介します。

女性は、白無垢や色打掛、引き振袖が衣装として選ばれます。白無垢は、和装の婚礼衣装の中で最も格式高い衣装とされています。挙式の時のみ着ることが許される衣装でもあるので、神社婚であえて白無垢を選ばれる方tも多いです。純真無垢で汚れのないことを表す白無垢を着ることは、教会式でいうウェディングドレスと同じで女性にとっての憧れでもあります。また、色打掛は色や柄が多彩にあり、華やかな雰囲気が出るお着物で神社婚で選ばれる衣装としてとても人気です。昔は白無垢よりも格下の衣装とされてきましたが、近年では白無垢同様の格式高い衣装としての認知があります。挙式では白無垢を着て、披露宴でのお色直しに色打掛を選ぶことで、「相手の家に染まる」と言った意味合いが込められているそうです。引き振袖とは、通常の振袖よりも裾を引いた作りになっているお着物です。江戸時代後期から昭和初期くらいまでは、花嫁衣装として一般的になっていました。

色打掛よりも動きやすく、帯の作り方や帯自体のデザインが多彩にあるため、様々な見せ方ができるというところが魅力的です。平安時代の貴族が着ていることで印象のある十二単も婚礼の衣装として着ることは可能です。髪型はお雛様にイメージされるような形を合わせます。新婦が十二単を着る際は、新郎もそれに合わせて束帯を着ます。まさにお雛様とお内裏様のような風貌になり、3月の結婚式など時期に合わせて着てみるのも面白いと思います。

また、最近では新和装という衣装も人気が出てきています。新和装とは、お着物の形でありながら、洋装のデザインを取り入れた新しいスタイルです。素材も軽いものが選ばれたりなど、着た時の動きやすさなどがとても人気です。人とはちょっと違った挙式をしたいとお考えの方にはオススメできる衣装の一つです。

神社婚の挙式でドレスを着ることはできませんので、披露宴などのお色直しの際にドレスを選ばれる新婦さんがとても多いです。

女性の和装の種類はいくつかありましたが、男性の場合は一つしかありません。男性は、和装の場合は「黒五つ紋付羽織袴」が神社婚での正装となります。黒五つ紋付羽織袴という名前通りに黒い羽織の5箇所に家紋が入っています。明治時代より男性の正装として最も格式高いものとされてきました。また、家紋は通常自分の家の家紋を置きますが、衣装がレンタルの場合は、誰でも使える「通紋」という印がつけられています。レンタルだけど、実際の家紋をつけたいという場合は、実際の家紋のシールを用意してくれるところもありますので、確認しておきましょう。

神社婚の内容

あまり馴染みのない神社婚ですが、挙式の内容はどのようなものがあるのでしょうか。一般的な挙式の流れは以下の通りです。

1.参進の儀

「花嫁行列」と呼ばれるものです。雅楽の演奏の中、神職や巫女、新郎新婦、親族が行列をなして神殿まで移動します。

2.入場

参進の儀の行列の順番で神殿に入場します。神棚に向かって右側が新郎と親族、左側が新婦と親族になります。新郎新婦、父母、そして血縁の近い順番に入場を行います。全員が入場したら、参進の儀に参加していない親族や友人が入場します。全員が揃うと神職が入場します。

3.修祓の儀

一同、起立をして礼拝を行います。神職が祓詞を唱え、お祓いを行います。
修祓とは、穢れを取り払い身を清めるという意味です。神職の祓詞により、お祓いを受けます。

4.斎主一拝

一同起立し、神職が神棚へ一礼するので、それに合わせてみなさんも神への敬意を表し一礼します。

5.祝詞奏上の儀

一同起立し、神職が祝詞を読み上げます。神職が席についたら一同着席します。祝詞とは、神様にお伝えする言葉で、両家の結婚のご報告をする儀式になります。

6.三献の儀

別名、「三三九度」や「三三九度の盃」と呼ばれます。

新郎新婦が大中小3つの盃でお神酒を飲みます。飲み方は、1,2,3と3回盃を傾けます。1回目と2回目は口をつけるだけで、3回目ですべてを飲み干します。飲む順番も決まっており、初めに新郎が小の盃を受け取り飲み、新婦に渡して新婦が飲みます。

次は、中の盃を新婦が受け取り飲み、新郎に渡して新郎が飲みます。最後は大の盃を新郎が受け取りのみ、新婦に渡して新婦が飲みます。お酒が飲めない方は事前に伝えておくと、お水に代えてくれたり、飲むフリでOKとしてくれるところもあります。

3つの盃で三度ずつ飲むことから三三九度と呼ばれています。

7.神楽奉納

こちらは神社によってはやらないこともあります。式次第の順番も神社によって変わってくる場合があります。
神楽奉納は巫女さんが雅楽の音楽に合わせて舞を披露します。これは、神様に婚礼の儀式を見届けてくれたお礼の意味と、夫婦になる二人のこれからを見守ってくださいという意味が込められています。

8.誓詞奏上

新郎新婦が誓いの言葉を述べます。巻物に書かれた誓詞を新郎が読み上げます。新郎新婦神棚の前に立ち新郎が誓詞を読み上げ、名前を言います。それに続いて新婦も自分の名前を言います。読み終えたら誓詞が書かれた巻物を神棚へ献上します。新郎新婦が二礼二拍手一礼をします。

9.指輪交換の儀

本来は、神社婚の式次第の中には含まれないものでしたが、近年では指輪交換を取り入れる挙式が多くなっています。巫女さんが指輪を持ってくるので、新郎は新婦の薬指に、新婦は新郎の薬指に指輪をはめます。

10.玉串奉奠

「玉串」を神棚に供える儀式です。巫女さんが玉串を持ってくるので、新郎新婦が受け取り神棚に供えたあと、二礼二拍手一礼をします。新郎新婦に続き、媒酌人、親族の順番で玉串のお供えを行います。

玉串とは、榊の枝に常緑樹や紙などを合わせた、神童では神様に捧げるものとして重要とされているものです。

玉串のお供え方にはマナーがあります。まず、巫女さんから玉串を受け取るときは、右手は上から、左手は下から持つように両手で受け取ります。胸の高さで持ち、神棚の前で一礼します。玉串を時計回りにまわして、縦になるように向きを変えます。縦に持ったら玉串に祈念します。時計回りに180度回し、向きを逆にしたら所定の場所にお供えします。二礼二拍手一礼をしておしまいです。

11.斎主一拝

神様に対して、挙式を終了しますというご挨拶です。一同起立し、神職が神棚に向かって一礼するのでそれに合わせてみなさんで一礼をします。

12.退場

神職が退場をするので、あとに続いて入場と同じ順番で退場をします。

こちらで紹介した、神社婚の挙式の流れはあくまでも一般的なものとなります。神社によっては、別の儀式があったり一部内容を省略する場合もありますし、お二人のご意見で内容を変えることもできる場合もあります。ぜひ、お二人らしい素敵な挙式を考えてみましょう。

神社婚の費用

神社婚では高級そうなお着物を着て、様々な儀式を行うから挙式費用が高いというイメージがあるのではないでしょうか。神社にもよりますが、実は教会式よりも相場は低めに設定されています。お値段としては、神社を挙式会場とした場合、80万円〜250万円(50名〜80名)が披露宴込みの相場となっており、挙式の式次第によって金額が変化します。費用の内訳としては、挙式代、衣装代、料理代、装飾代、演出代、撮影代の6つが大きなものとなります。挙式代については、神社や人数によって大幅に代わりますが、相場は20万円程度です。

一般の結婚式場の相場が45万円程度というのに比べて半分以下の金額で挙式ができます。また、神社婚の費用が低く抑えられる理由として、披露宴会場の費用がかからないということも挙げられます。多くの挙式ができる神社では披露宴会場を併設しており、その使用料がかからないというのが特徴としてあります。衣装代はウェディングドレスのレンタル料の相場が25万円程度に対し、白無垢のレンタル料の相場が20万円程度なので、こちらでも神社婚のほうが安いことがわかります。費用がかなり抑えられる分、お料理にお金をかけてみたり、演出を増やしてみるのも良いでしょう。

神社婚のメリット、デメリット

挙式タイプを迷われている方へ、神社婚のメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

メリットとしては、先に挙げたように挙式の費用が抑えられるということがまずは考えられます。挙式をしたいけど、費用面で困っているというご夫婦には神社婚も検討に入れてもらえると良いでしょう。また、日本の古き良き伝統を大事にする挙式タイプなので、ご年配の方にはとても喜んでいただけます。普段、日本で生活をしていても日本の伝統に触れる機会は少なくなっていると思います。

結婚式という一生に一度の思い出に残る行事を、せっかくなので日本式で行うことで自分たちも、そしてゲストの方も一生の思い出として刻まれるのではないでしょうか。まだチャペル婚の人気が圧倒的ではあるので、あえての神社婚というのはとても印象に残ると思います。

また、晩婚が進む日本では神社婚の魅力が高まっています。ウェディングドレスなどの洋装は肌の露出が多かったり、ドレスはどちらかというと可愛らしい作りのものが多いので年齢を気にされて懸念する方もいらっしゃいます。

一方神社婚では、お着物を着た和装での挙式となるので、年齢や体型を気にすることなく衣装を選んでいただけます。神社婚の挙式ではチャペル婚と比べて新郎が活躍する場面が多いとされています。チャペル婚はどちらかというと新婦にフューチャーした演出が多く、新郎が目立つ場面が少ないように感じます。神社婚の誓詞奏上の儀式では、新郎が誓詞を読み上げるという大役を担います。新郎のかっこいい姿が見られると、挙式の式次第の中でも注目の儀式となります。

また、神社は普段も足を運べるスポットです。挙式が終わっても初詣や、子供が生まれたらお宮参りや七五三など、何度でも訪れることができます。挙式をした思い出の地に何度も足を運べるのは素敵なことではないでしょうか。

デメリット

一方、神社婚のデメリットとしては、天候に左右されるということが挙げられます。挙式前の花嫁行列は、通常屋根のつかないところを歩きます。そのため、雨が降った場合は花嫁行列を中止にするか、雨の振り具合によっては傘をさして行うなどの対処がされます。神社によっては、屋根のついた場所で花嫁行列を行うということもあります。いずれにせよ、晴天時に計画していたものではなくなってしまうので、少し残念な気持ちになってしまうかもしれません。天候の心配をされる場合は、予め花嫁行列が屋根付きのところでできる神社を選びましょう。

また、神社によってはバリアフリーになっていないところがあります。神社は歴史ある建物ということが特徴ではあるので、バリアフリー化されていないところが多いです。ご年配の方が参列者に多い場合は、そのあたりも考えて会場を選ぶ必要があるかと思います。

神社婚で挙式を行うメリットやデメリットを知っておけば、デメリット部分を回避できる方法をプランナーさんから提案してもらえることもありますので、気になる点は事前に相談しておくようにしましょう。

神社婚の準備

 

実際に神社婚での挙式を決めた際に、どのような流れで準備をすべきでしょうか。挙式までの準備の流れや、少しでも費用を抑えたい場合の節約方法についてお教えします。

プロポーズから挙式までの流れ

会場とのお打ち合わせは基本的に、挙式日の5ヶ月〜4ヶ月前からスタートすることが多いです。プロポーズをされてからと考えるとかなり時間が空く場合が多いので、その間に新居の相談や、ハネムーンの計画などをしておきましょう。

プロポーズをされたら、まずはご両家へのご挨拶をします。お互いのご実家に出向いて挨拶をするのが一般的でしょう。その後、ご両家の顔合わせや結納を行います。最近では結納は行わず、ご両家顔合わせのみのお食事会を開くことが一般的となっています。その際に結婚式のお話ができると良いですね。もちろんお二人の意向は決めておいて、ご両親に相談されるような形が理想です。

それに合わせて、結婚式場の見学や下見を初めていきましょう。挙式の半年前から下見を始めるのがベストです。式場を決定するまでに、みなさん平均3〜4会場の見学を行います。一日に見学できるのは2会場程度ですので、計画的に予定を組む必要があります。会場を見学する際にお見積りを出してもらうことがほとんどだと思いますが、お見積りの項目はどの会場にも同じものを出してもらうようにしましょう。挙式費用も検討材料の一つとなると思います。お見積り項目がバラバラでは検討しづらくなるので、やりたいことをしっかり決めておき、どの会場にも同じように伝えられると良いです。

挙式の3ヶ月前までに行っておくこと

衣装の試着と決定は早めにしておきましょう。新郎新婦だけではなく、ご両親の衣装もレンタルされる場合が多いです。ご家族の衣装も合わせて決定しておくようにしましょう。参列者の名簿の完成と招待状の送付も早めに済ませておきます。参列者の人数によって挙式費用が変わってきます。また、参列者の予定を早めにおさえる必要がありますので3ヶ月前には招待状を送ることが一般的とされています。最近では、前もって結婚式の日程を伝えておいて参加できるという返答があった方のみに招待状を送るといった方法を取られる方も多いです。招待状の返信期限は、だいたい1ヶ月程度としましょう。また、ウェルカムボードやリングピローは手作りで用意される方が多いです。こちらの制作も早めにスタートしておきましょう。

挙式2ヶ月前までに行っておくこと

会場の装飾や装花の決定をしましょう。披露宴会場の雰囲気が決まる大事な装飾です。お二人でテーマを決めておいてそのイメージを会場に伝えると、様々な提案をしてくれるでしょう。お料理や引き出物の決定も2ヶ月前までにはしておきましょう。会場によって、持ち込みがOKなところもあります。持ち込みはできるけど持ち込み料が取られるという場合もありますので、事前に調べておきましょう。引き出物はご祝儀の10分の1相当のものが一般的とされています。ご祝儀の金額は新郎新婦とゲストの関係性によって違いますので、その点を考慮して引き出物を選ぶようにしましょう。

挙式1ヶ月前までに行っておくこと

この頃には招待状のお返事が揃っていると思いますので、参列者の人数の確定を行います。それに伴って、席次表の作成も行います。席次はお二人だけでは決めきれない部分もあると思いますので、ご両親に相談しながら決めていきましょう。挙式、披露宴の進行内容の決定もここまでにはしておきましょう。BGMの選曲や演出の流れなど細かい部分も決定します。新婦さんのヘアメイクのリハーサルも行っておきましょう。本番は1回きりなので、本番でイメージと違うなというメイクにされてしまってはどうしようもできません。

しっかり会場のメイクさんと打ち合わせを行い、当日通りにメイクをしてもらいましょう。気になる点があったら相談してみることが重要です。後悔のないように納得の行くメイクをしてもらいましょう。

また、式場へのお支払いも1ヶ月前〜前日に済ませることが多いです。最近では、当日頂いたご祝儀でのお支払いが可能なところもあります。会場によってルールが違いますので、確認しておきましょう。

挙式の1〜2週間前までに行っておくこと

司会者に司会進行の確認をしておきましょう。合わせて、披露宴の全体の演出の詳細の確認も行います。また、参列者の人数と引き出物の数の確認もしておきましょう。

挙式の2日前までに行っておくこと

自分たちで持ち込むと決めているものはすべて会場に置いておきましょう。結婚指輪は普段からつけていることが多いため、基本的には当日に持っていきます。

当日は挙式の準備や挙式自体でとても忙しい一日となるでしょう。せっかくのハレの日なので、忙しさすらも楽しめるような素敵な結婚式を挙げられるように準備はしっかりと行っておきましょう。

神社婚に向けて用意しておくもの

挙式に向けて新郎新婦が用意しておくものは、まずは結婚指輪です。神社婚では、指輪交換がある場合とない場合とありますが、せっかくの結婚式ですので、当日までには用意しておきましょう。手作りで持ち込むことが多い、リングピローも用意しておきましょう。リングピローとは、指輪交換の際にお二人の指輪を置いておくものです。可愛くアレンジして作られる方が多いので、是非チャレンジしてみてください。結婚式の日程が決まったらご家族、親戚はもちろん、招待するお友達や会社の上司、同僚にも日程を伝えておきましょう。4〜5ヶ月先の日程となると思いますが、前もって伝えておけば予定を空けておいてもらいやすいと思うので、決まり次第連絡をしておきます。神社婚の儀式は普段見慣れないものばかりです。前もって係の方からレクチャーを受ける時間があると思いますので、ご自宅でもお二人で練習してみると良いですね。本番は緊張していることもあり、不安になってしまうかもしれないので、事前に練習をして慣れておくことが大切です。

費用を抑える方法

他の挙式タイプに比べて比較的安価で挙式ができる神社婚ですが、費用の節約方法がいくつかありますので、ご紹介いたします。
まずは、挙式の式次第を最低限のものに絞るということです。挙式の内容は、基本的なものは決まっていて、その他のものはオプションで料金が発生するような形で組まれていることが多いです。お二人のやりたいことのみを選んで行うことで、費用を少しでも抑えることができます。

ちなみに、一般的な式次第としては「修祓の儀」「祝詞奏上の儀」「三献の儀」「誓詞奏上」「玉串奉奠」の5つとしている神社が多いです。その他の儀式はオプションとなる場合があるので、何を選んで、何をやらないかというところを決めておきましょう。また、披露宴の費用を抑えるためには、持ち込みを増やすという方法が挙げられます。最近では、持ち込み料を取らない式場も増えてきたため、自分たちで持ち込みをしたほうが安くなるケースがあります。特に、ウェディングケーキや装花、引き出物などは持ち込みを検討される方が比較的多いものとなります。招待状や席次表、メニューなどのペーパーアイテム、ウェルカムボードもご自身で用意されると節約になりますよ。

ゲストへのお気遣い

まず、神社婚の場合は挙式の際、家族や親族のみしか入れない場合があります。会場が神殿ということもあり、人数が限られる会場が多いからです。披露宴から参加してもらう方にはあらかじめその旨を伝えておきましょう。また、花嫁行列には参加できるという場合もありますので、その際は参加をお願いしておくのも良いですね。

教会と違って、神殿は写真撮影NGのところが多いです。前もって写真撮影ができないことを伝えておきましょう。
また、神殿は土足厳禁のところもありますので、履物を脱がなくてはいけないということも事前に伝えておきます。

神社婚は馴染みがなく、ルールやしきたりがわからないというゲストも多いと思いますので、事前に丁寧に説明してあげることが大切です。せっかくご招待をして来てもらうので、不安がなく楽しみな気持ちで来てもらえるように事前の連絡を心がけましょう。

神社の選び方と人気スポット紹介

実際に神社婚を挙げる際の神社の選び方や、東京で神社婚が挙げられる神社や人気のある神社をご紹介します。

神社の選び方

神社婚の会場は神社と神殿のあるホテルや結婚式場で挙げることができます。せっかくなので神社で挙げたいと考えられる方は多いですが、神社にはそれぞれに決まりごとがありますので、自分の挙げたい結婚式のスタイルができるかどうかを事前に調べておく必要があります。例えば当日の髪型について和髪のスタイルのみと決められていたら、洋髪のスタイルはできません。

また、神社ですと収容人数が限られる場合が多いです。参列者の人数をある程度把握しておき、それに見合った神社を選ぶ必要があります。神社には神社ごとに祀られている神様がいます。神様によってご利益が違うのでそういった観点から神社選びをするのも良いでしょう。最近では、パワースポットのブームにより、パワースポットと呼ばれる神社での挙式を考える新郎新婦が増えています。

その他の点で見ていくと、全体の費用であるとか会場へのアクセスというところを重視されることが多いかと思います。見学や下見、体験などができる神社もありますので、実際に足を運んで雰囲気を見てくることが重要です。お二人に思い入れのある神社があればそういったところを選ぶのも良いですが、なかなかそんなことはないと思いますので、様々な条件を考慮していくつか候補を挙げて見に行ってみましょう。

都内で挙式ができるオススメの神社

実際に都内で神社婚ができるオススメの神社をご紹介します。神社によっての違いや特徴などを比べてみてください。

「神田明神」

神田明神は、天平2年に創建したとされていて都内の神社では最も歴史のある神社と言われています。当初、神田明神は皇居のほとりにありましたが、江戸時代に入り幕府の発展に伴い城下の発展があった頃に現在の場所へと移されました。自然に囲まれた優美なる社殿は、登録有形文化財に指定されています。縁結びの神様が祀られていて、お二人のご結婚を見守ってくれます。JR御茶ノ水駅から徒歩圏内であり、アクセスも非常に良いです。収容人数は80名程度です。挙式料が平均よりも少し高めとなりますが、由緒正しい日本古来からの歴史を刻んだ素敵な社殿で挙げる挙式は一生の思い出になるでしょう。収容人数は80名程度です。

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「代々木八幡宮」

渋谷や新宿から車で10分と都心のイメージがありますが、神社は自然に囲まれており、東京でも有数のパワースポットとして知られています。都心とは思えないほどの静けさで、厳かな式を挙げることができます。厄除け開運の神様、応神天皇が祀られています。挙式料は平均よりも少し安く、持ち込み料もすべて無料となっていてとても良心的です。また、挙式は一日2組までと徹底されているため、時間を気にせずゆったりと行うことができるのも魅力の一つです。衣装やメイクは自分で頼む必要がありますが、逆を言えば自分の好きなように選ぶことができるので自由度が高く、自分たちで挙式を作っていくのを体現できます。

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「湯島天満宮」

学問の神様、菅原道真が祀られている神社で有名です。受験生や子供の合格祈願で多くの人が訪れています。そんな湯島天満宮でも挙式が可能なんです。社殿は総檜構造となっており、一度目にするとその凄さに圧倒されます。檜の香りもほのかに漂います。参進は屋根がついており、天候に左右されることなく花嫁行列ができます。雅楽の演奏や巫女の舞にも定評があり、みなさん満足されています。挙式料も平均並みとなっています。東京駅からも近いため、遠方から来られるゲストにとってもアクセスは良いです。普段から参拝客が比較的多い神社になるので、参拝客に祝ってもらえたりと注目を浴びられるような雰囲気も特別感があるのではないかと思います。

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「浅草神社」

三社様として親しまれている浅草神社。毎年三社祭では多くの人が訪れ賑わいを見せています。浅草寺のおとなりに佇んでいるので派手さこそはありませんが、観光地から一歩外れているため、静かで厳粛さがあります。社殿は350年の歴史があり、重要文化財に指定されております。厳粛な雰囲気の挙式となり身が引き締まりますが、浅草は観光地であり下町なので活気があり観光客からお祝いをしてもらえたりもして、明るく楽しい雰囲気も感じられます。挙式料も平均以下と良心的な価格設定になっています。最寄り駅からは少し離れていますが、その駅からもタクシーでワンメーターほどなので、そこまでアクセスしづらい場所というわけではありません。

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「鳩森八幡神社」

鳩森八幡神社の境内に入ると、都心とは思えないほど緑に囲まれています。こちらもパワースポットとされていて、現存する都内最古の富士塚があることでも人気のスポットです。また、日本将棋連盟が建立された、将棋の大駒が納められている将棋堂もあり沢山の参拝客が訪れます。社殿には、草花・暮らしの中の道具をテーマにした108もの天井画が描かれており厳粛な雰囲気の中挙式ができます。各最寄り駅からも徒歩圏内とアクセスも非常によく、
社殿内は冷暖房完備と快適に過ごすことができます。

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「赤坂氷川神社」

縁結びの神社として親しまれています。赤坂・六本木と都心に位置する神社で、緑豊かな様は都会のオアシスとも言われています。江戸時代から変わらない社殿は他の神社とは一風違った雰囲気があります。派手な神社というよりはこじんまりとした雰囲気がありますが、その雰囲気が荘厳さを醸し出してくれます。ご祭神の神話に基づいた「御櫛預けの儀」という赤坂氷川神社独特の儀式があることが特徴です。御櫛預けの儀では櫛を使用するのですが、その櫛を記念にお持ち帰りできるそうです。このように神社独自の神事があるのも素敵だと思います。

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都内にはこの他にも挙式ができる神社がいくつか存在します。まずは挙げたい式のスタイルや、条件を絞ってそれに合った神社を探してみましょう。神社のページはこちらをご覧ください。

神社婚にお呼ばれしたら

現代ではチャペル婚が人気なため、友人から誘われる結婚式は大多数がチャペル婚で有ることが多いかと思います。一方神社婚は親族のみが招待されるケースが多いため、自分がいざお呼ばれした際に、どのような雰囲気なのか、どんな作法があるのかなど知らないことだらけだと思います。いつ神社婚にお呼ばれしても問題がありませんように、基本的なマナーについて確認しておきましょう。また、自分がご招待する際もこちらの内容をお伝えできると良いですね。

服装について

神社婚だから和装で行かないといけないの?と考えてしまうかもしれませんが、絶対に和装で参列しなければいけないというルールはありません。まずは男性についてです。男性は正装または準礼装で参列しましょう。参列者が和服を着ることはほとんどありません。スーツが一般的です。また服装を選ぶ際は、両家の父親よりも目立たない無難なものを選ぶようにします。

女性についても、洋装でも和装でも問題ありません。洋装の場合は、チャペルでの結婚式と同じように露出の少ないものを選ぶようにしましょう。せっかくの神社婚なのでお着物にチャレンジしてみるのも良いですね。お着物を着るのは成人式以来という方も多いと思いますし、一生の中でお着物を着る機会はとても少ないと思います。振袖や色留袖など、どのようなお着物でも構いません。

ただし、新婦の衣装と被ってしまうようなものは避けましょう。事前に新婦がどのような色柄のお着物を着られるのか確認しておくと良いです。最近では、お着物で参加される方は少なくなってきているので、お着物で参加されると親族にも喜ばれますし、式の品格が上がるような気がします。ぜひこの機会にチャレンジしてみましょう。また、学生の正装は制服ですので普段の制服をきちんとした形で着るようにしましょう。

マナーや作法について

気をつけていただきたいのは、裸足はNGだということです。神殿は土足厳禁というところがほとんどで、お履物を脱ぐことになります。また神殿に裸足で上がるのはマナー違反ですので、ストッキングや靴下の着用を絶対に忘れないようにしましょう。また、遅刻厳禁です。挙式の途中から参加するということが不可とされていますので、遅れてきても挙式に参加できません。

そのため、遅刻は絶対にしないように余裕を持って会場に着くようにしましょう。前もって係の方より挙式の流れの説明がありますので、挙式の30分前までには会場にいることが望ましいです。神社によっては写真撮影がNGのところもあります。一部NGというところもありますので、写真撮影をされたい方は事前に確認をとっておく必要があります。また、神社にはロッカーやクロークがない場合がほとんどです。手荷物は極力少なくしておきましょう。式の始まりと終わりには皆さんで移動するので、大きな荷物があると大変です。チャペル婚とは違った常識がありますので、事前に確認しておくことが大切ですね。

また、式での作法についてですが、基本的に式の最中に係の方から指示がありますので、指示通りに動けば問題ありません。わからない場合は他の方を習って真似れば大丈夫ですので、あまり考えすぎずに堂々としていましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。神社婚についてなかなか知る機会もなかったと思いますし、神社婚の魅力もたくさんあるということにお気づきいただけたでしょうか。挙式のスタイルは三者三様で、それぞれに魅力があります。以前は主流であった神社婚ですが、最近はチャペル婚が圧倒的に多くなってきています。しかし、神社婚の人気も少しずつ上がっていて和装への憧れも強くなっているということが分かります。

人とは違う挙式をしたいという方や、日本に生まれたからには神社での日本式の挙式をしたいと考えるご夫婦が増えているのも確かです。最近では、結婚と言っても家と家のつながりはそこまで重きを置かれない考え方が多いです。そんな中、あえての神社婚での挙式を行い、家と家のつながりを考えるような機会を設けてみるのも良いですね。日本の古き良き文化を大切にした、素敵な挙式ができますようにしっかりと準備をしていきましょう。皆さんにとって一生に一度の素敵な思い出となりますように。