結婚式の準備をする際に悩むのが、「引き出物」ですよね。参列者にはさまざまな年齢の方がいらっしゃいますでしょうし、みなさんがもらって喜ぶ物を見つけるのはなかなか難しいかと思います。

また、どのくらいの金額のものを選ぶべきなのか、大きな披露宴の場合や親戚のみの会食の場合など、さまざまなシチュエーションでの引き出物について考えていきましょう。

結婚式での引き出物の選び方

そもそも引き出物とは?

引き出物とは、披露宴や祝賀会に参列いただいて結婚を祝福してくださった方に贈る贈呈品のことで御礼の気持ちを込めて贈ります。結婚式の引き出物は「お土産」という意味合いがあり、もともとは披露宴で出された料理の一部を持ち帰るというところから始まっていました。

現代では、衛生面を考慮してお料理を持ち帰る習慣は無く、別に記念品として物を用意するようになったと言われています。
引き出物と一緒に用意するのが「引き菓子」です。引き出物と引き菓子の合計数が奇数になるように用意します。少し前までは、紅白まんじゅうや和菓子などが多かったのですが、最近では、バウムクーヘンなどの洋菓子が人気です。

また、地域によっては「しきたり品」と呼ばれる、特産物や縁起が良いとされる食べ物などを引き出物と一緒に贈呈する場合もあります。縁起物とはかつお節や赤飯などが挙げられます。

このように、引き出物は合計で一人あたり2〜3個ほど贈ることが一般的となっています。また、最近多く見られるのは披露宴が終わった後に新郎新婦がお見送りをしながら参列者一人ひとりにプチギフトを渡すことです。有名ブランドのお菓子一つや、小さな石鹸、文房具など言葉通り小さなプレゼントを手渡しすることが人気です。

引き出物の贈り分け

今までは、ゲストに対してみんなに同じ物を引き出物として贈ることが主流でしたが、ゲスト別に物を変えて贈り分けをするということが最近では見られるようになってきました。年齢や家族構成、男女などもらって嬉しいものというのはそれぞれ異なります。全員が喜ぶ贈り物を見つけるのは至難の業だと思うので、そもそもゲスト別に引き出物の内容を変えるという文化が最近では見受けられます。何種類か用意することも手間にはなりますが、ゲストの皆さんに喜んでもらえるようにと贈り分けをされる新郎新婦が最近では増えています。

引き出物の相場と準備

引き出物の相場は、披露宴の飲食費の3分の1程度と言われています。おそらく5,000円〜6,000円程度では無いでしょうか。贈り分けをする際に、ゲストとの関係性によって金額を変える場合もあります。ご祝儀の金額の違いを考慮して、引き出物の金額も変えなくては失礼に当たることがあります。親族への引き出物は7,000〜10,000円程度、上司への引き出物は6,000円〜7,000円程度、夫婦への引き出物は合わせて5,000円程度というような形が目安です。また、式の半年〜3ヶ月前には品物の選定を始めましょう。物によっては、早めに発注しておかなければ数が揃わなかったりと間に合わない場合があります。

招待するゲストの目処がたった段階で早めに決めておくことが重要です。また、引き出物を入れる紙袋代や、引き出物を式場以外の場所で注文した場合には保管料が式場によってかかってくることがありますので、こちらも考慮して予算を決める必要があります。

引き出物に選ばれる品物

結婚式に参列される方は、既婚・未婚・男性・女性などバラバラです。みななさんに適した引き出物を見つけるのが難しい場合は、「カタログギフト」がおすすめできます。当日はカタログを渡して後日ゲストがカタログの中から好きな品物を注文するというものです。これは贈り分けの必要が無く、ゲストがおのおの好きな商品を選べることが良いポイントですし、新郎新婦が品物を選ぶ時間ががかかりません。また、結婚式当日もゲストが持ち帰るのはカタログなので、大きな荷物を抱えることなく楽ということで、とても配慮された引き出物という印象があります。

その他の定番としては、食器やキッチングッズが多いです。食器やキッチングッズはどの家庭でも使うものですし、なかなかご自分で買うことも少ないと思います。また、バスタオルなどのタオル類も定番と言えます。万人受けするものが引き出物として定番になっています。また、男女で贈り分けする際には、男性には靴のメンテナンス用品、女性にはスキンケア用品などと消耗品の引き出物を贈ることも喜ばれます。

形に残るものは邪魔になってしまう場合があるので、あえて消耗品を贈るのも良いです。すぐに使用してもらえる実用性のあるものという観点で選ぶのも、引き出物としてはとても良いと思います。

会食での引き出物について

結婚式や披露宴など大きな式は挙げずに、親族のみで会食だけ行うという新郎新婦もいらっしゃるかと思います。そのような会食の場でも引き出物は用意するのがマナーです。どういったものを贈呈するべきなのでしょうか。

会食での引き出物の準備

そもそも親戚のみの会食の場合の引き出物の有無についてですが、新郎新婦、両親御さんにて話し合う必要があるかと思います。基本的にはご祝儀をいただくと思うのでお返しとして引き出物をお渡しします。会食の当日は引き菓子のみお渡しして、後日に結婚内祝いとして

各人に送ることもあります。ご祝儀の金額が違うので、それ相応のお返しをするために後日送る形をとられる方もいらっしゃいます。親御さんは引き出物を遠慮する場合もありますが、その際は両親に向けたギフトを別途ご用意しておくととても喜んでもらえるかと思います。

挙式のみの場合は、結婚内祝いとして後日贈ることが主流となっています。披露宴がないためにご祝儀をお持ちにならない方も中にはいらっしゃいます。そんな方へ引き出物や結婚内祝いを用意すると、ご祝儀を催促しているように捉えられてしまうこともあるので、後日贈り分けをするように対応しましょう。とは言え、挙式や会食に足を運んでくれたことへの御礼は大切です。引き菓子のように低予算のもので持ち帰れる物を当日は用意しておきましょう。

会食での引き出物の相場と品物

親族などのみで行う会食の引き出物の相場は、ご祝儀の相場が高いことから7,000円〜1万円程度です。親族の中にも、未婚・既婚・ご夫婦で参列とさまざまなタイプの方がいらっしゃるかと思いますので先にもおすすめしたように、カタログギフトであればお好きなものを選んでもらえるので良いと思います。しかし、親族ということで新郎新婦が選んだものを記念にお贈りするほうが印象が良いかもしれませんね。よく選ばれるのは食器類です。お皿やガラスのコップなど実際に使ってもらう時に、自分たちのことを思い出してもらえるのはとても素敵だと思います。普段使えるもので、上質なものということをポイントに選ぶと良いでしょう。

まとめ

ご祝儀や、結婚式へ参列してくれたことへの御礼として贈る引き出物。ご祝儀の金額や新郎新婦との関係性によって贈り分けをすることが最近は多いということがわかりました。特にカタログギフトは値段別に用意している業者もありますので、一度見てみるとよいでしょう。結婚式が終わっても、家に返って引き出物を開ける時にまた一つ楽しんでもらえるような、みなさんに喜んでもらえる引き出物を選びたいですね。