結婚式で人気のある演出の一つとして、新郎新婦のプロフィールムービーの上映があります。披露宴のオープニングで流れるものから新郎新婦がお色直しで中座した時に流れるものなど使い方は様々ですが、ゲストに新郎新婦の事を知ってもらうために、また披露宴を盛り上げるためにふさわしい演出です。

プロフィールムービーの製作は制作会社や結婚式場に依頼することが多いですが、最近はスマホやパソコンを駆使して自作(もしくは映像制作が得意な友人等に依頼)する方もいます。プロフィールムービーの内容や構成、外注することと自作した時のメリットを説明します。

プロフィールムービーってなに?

まず、プロフィールムービーとはどのようなものなのかについて説明します。結婚式で使用するプロフィールムービーは「新郎新婦の生い立ち、馴れ初め、結婚式に至るまでをゲストに自己紹介する為の映像」です。

プロフィールムービーを上映することによって、学生時代の友人や同僚は今まで知らなかった新郎新婦の子ども時代を知ることができますし、久々に会う親戚には子どもの頃を懐かしんでもらえると共に、成長した姿を披露することができます。また、相手方の友人や親戚に自身のことを知ってもらうことができます(披露宴で初めて結婚する相手を見る、というゲストも多いでしょう)。

ゲストに新郎新婦の事を説明するためには非常に有効でインパクトのあるツールであることが理解いただけるでしょう。披露宴でプロフィールムービーをプログラムの一つとして採用している新郎新婦は多く、現在行われている披露宴のうち90%は上映されています。

プロフィールムービーの中身はどのようなもの?

プロフィールムービーの構成に決まりはありませんが、多くのプロフィールムービーはオープニング映像を経て

  1. 新郎の生い立ちを紹介
  2. 新婦の生い立ちを紹介
  3. 二人の出会いと結婚に至るまでの流れを紹介
  4. エンディング(ゲストへのメッセージ

という構成となっています。プロフィールムービーの構成に悩んでいる方は、この流れで作成すれば問題ないでしょう。

プロフィールムービーを作成するために知っておくべきこと

プロフィールムービーを作成するにあたり、知っておくべきことや準備しなければいけないことを説明します。

プロフィールムービーの所要時間は?

プロフィールムービーの時間に決まりはなく自由に時間を設定できます。ただし、披露宴の時間が平均2時間としてその中に数多くのプログラムがありますので、あまりに長すぎるとゲストも飽きてしまいます。プロフィールムービーに相応しい時間は「ムービーと共に流れるBGMの1曲分の長さ」で、およそ5分程度が適正でしょう。

どのような曲を使用するのか?

プロフィールムービーで使用する音楽は自分たちの思い入れのある曲で問題はありませんが、

  • 曲の長さ(5分程度)
  • 歌詞が前向き
  • 盛り上がり

を考慮した上で決定してください。「明るく盛り上がる楽しい5分程度の曲」「しっとりと二人の愛情をつづる5分程度の曲」がプロフィールムービーにマッチしている曲といえます。

プロフィールムービーにおける新郎新婦の自己紹介とは?

プロフィールムービーの中ではゲスト(特に相手方のゲスト)に自分たちのことを理解してもらうために簡単に自己紹介をする必要があります。新郎新婦それぞれ一気に紹介するのか、時系列に沿って紹介するのか、交互に紹介するのか、色々なパターンがあります。紹介する項目の例としては下記のようなものです。

  • 名前
  • 生年月日
  • 血液型
  • 趣味
  • 特技
  • 性格
  • 新郎新婦の第一印象
  • 新郎新婦の好きなところ
  • お互いどのように読んでいるのか
  • プロポーズの言葉

使用する写真の枚数は?

プロフィールムービーに使用する写真の枚数は、所要時間同様自由に設定できます。ただし、1枚の写真の表示時間は(添えてあるコメントにもよりますが)5秒から10秒が妥当です。それより早いと、慌ただしい印象を受け落ち着かなゲストもいるでしょう。プロフィールムービーの時間を5分とした場合、1枚の写真の表示時間を換算すると、適性な写真の枚数は30~50枚となります。

内訳は、新郎の生い立ち写真(10~15枚)、新婦の生い立ち写真(10~15枚)、二人の想い出の写真(10~15枚)、前撮り写真(1~5枚)です。くれぐれも新郎、新婦どちらかに枚数が偏らないようにしてください。偏った場合、少ない方のゲストはいい気分をしませんので。

どのような写真を選ぶのか?

プロフィールムービーで使う写真は、人生の節目に撮影した写真や自分が頑張ったときの写真、おもしろい写真などです。主に下記のような写真が使われます。

  • 生まれたばかりの時の写真
  • 七五三の写真
  • 幼稚園のお遊戯会の写真
  • 小学校の入学式の写真
  • 小学校の運動会の写真
  • 習い事の写真
  • 中学校や高校生の時のクラブ活動や文化祭の写真
  • 大学や専門学校時のサークルやイベント、アルバイトの写真
  • 大学や専門学校の卒業式写真
  • 職場の写真
  • 飲み会の写真
  • 二人のデートの時の写真
  • 前撮り写真

写真に添えるコメントを考える

プロフィールムービーで紹介される写真にはコメントをつける(もしくはナレーションが入る)ことが普通です。場を盛り上げるためにも、自分らしい言葉で明るく楽しいコメントを添えてください。

コメントの内容に気を付けなければいけないことは、忌み言葉を避けるということと、表示時間内でしっかりと読み終える(理想は声を出して読み終える)分量にすることです。披露宴は様々な年代の方が出席しています。お年寄りや子どもも最後まで読み終えることのできるコメント量にしてください。

エンディングでのゲストへのメッセージを考える

プロフィールムービーの最後は、ゲストに対しメッセージを伝え締めることが通例です。結婚式の最後に両親やゲストの感謝の意や結婚生活の抱負を伝えます(結婚式のクライマックスです)ので、プロフィールムービーの中で敢えて感謝の意や抱負を伝える必要はありません。今までの人生を振り返って感じたことや思い出したことを自分の言葉で伝えることが重要です。形式ばったメッセージにならないようにしましょう。

プロフィールムービーを外注するのか、自作するのか?

プロフィールムービーを作成するには制作会社に依頼するのか自作するのかのいずれかになります。それぞれのメリットを紹介します。

プロ(制作会社や結婚式場)に依頼することのメリット

プロに作成を依頼すると、自分たちの想いを高い技術と品質でしっかりと形にしてくれます。「自分たちが主役の映像をプロが作成する」という機会は滅多にありません。プロにお任せすれば間違いなく一生の想い出になるプロフィールムービーになるでしょう。

さらに、手間が省けるという大きなメリットもあります。結婚式前の新郎新婦共に非常に多忙です。その中で質の高いプロフィールムービーを作成するのは非常に困難です。コストはかかりますが、プロが作成するクオリティと自作する手間をアウトソーシングすると考えれば、決して高い買い物ではありません。

自作することのメリット

プロフィールムービーを自作するメリットは、「自分たちのこだわりを持って、世界に一つだけしかないオリジナルムービーを作成することができる」とうことではないでしょうか。自作すれば写真の制限も時間の制限もなく、自分たちで考えた構成で自由に形にすることができます。作成するには手間や時間がかかりますが、プロフィールムービーを作成している時間も二人のかけがえのない想い出になるでしょう。

自作することによって挙げられるメリットに、「作成にかかる費用が削減できる」があります。しかし、コストカットよりも「二人の生い立ちを確認しながら協力してプロフィールムービーを作り上げる」という共同作業が二人にとって大きなメリットになるのではないでしょうか。

まとめ

結婚式のプロフィールムービーは、結婚式を盛り上げるプログラムとして、またゲストに喜んでもらったり新郎新婦のことを理解いただいてもらうツールとして、さらに新郎新婦の一生の記念品として最適な演出です。コストや手間の問題はありますが、作成できるのであれば是非作成することをおすすめします。

プロに依頼するのか自作するのか、どのような内容にするのか、など、プロフィールムービーは企画段階から完成するまでのプロセスも二人の大切な想い出になるはずです。素敵なプロフィールムービーを作ってください。